初めまして。新入社員のKです。
研修が終わり、10月からはいよいよ実業務に入っていきますが、これまでの振り返りの機会を本記事という形で設けていただきました。

はじめに

4月に入社した私たちは、アイジュピタの理念として掲げられているミッション・ビジョン・バリューとアイジュピタ・スタンダートについて教わり、マナー研修を終えてC++言語研修に取り掛かりました。
当時、急速に感染が拡大していた新型コロナウイルスの影響もあり、4月半ばから1ヵ月半ほどテレワーク(研修なのでワークかどうかは怪しいところですが…)を経験することになりながら、言語研修を進めていきました。

C言語、C++

言語研修では、まず初めにC言語の学習を行いました。
とはいっても、内容は在学中の復習に近いためスムーズに進んでいきました。
しかし、C言語の学習を終え、C++の学習に入るとそうはいきませんでした。
今まで漠然としか理解していなかった「オブジェクト指向」という考え方を実現するためのクラスという言語仕様は、殆ど未知の世界だったためです。
これまでのように手続き型の「ただ動けば良い」というコードを書くのではなく、問題からクラスを組み立て、保守や可読性を考えてコードを書くことは、これまでとの大きな違いを感じた部分でした。

VC++

そうして新しくクラスの基本を身に着け、次はVC++(MFC)の学習へと進みました。
その内容はC++で作成していた社員名簿コンソールアプリをフォームアプリとして開発することでした。
考え方自体や言語仕様は変わらないため、取り掛かりから形になるまでは早かったのですが、完成したアプリはとてもユーザーライクと言えるものではありませんでした。
一般的に普及しているGUIアプリには共通の操作が多く、直感的に操作できるように設計されています。
そうした「あたり前にできる」筈の共通の操作を遵守することも重要な点だと気づかされたのでした。
その後、そういった共通の操作を模倣しながらアプリを改良してきました。

C#

C#の学習内容はそうしてVC++で開発したフォームアプリをC#のフォームアプリとして移植することでした。
C++には存在しないデリゲートやプロパティ、ガベージコレクタといった言語仕様やその他簡略化された記述方法で、C++よりも分かりやすく、少ないコードでアプリを移植できるのを実感できました。

その他研修

このように、言語研修をC、C++、VC++、C#と言語を変えながら4月から9月の終わりまで通して行ってきましたが、その合間にはOJT、品質研修、DB研修やWEB研修等もありました。
その中でも1ヵ月程行ったOJTでは、実際の案件に携わりながら業務プロセスを経験しました。
要件に沿ったコーディングや預けられた作業に対して必要な時間の見積もり、抜け漏れのない報告の仕方を完全に身に着けるにはまだまだ経験が必要ですが、その輪郭を掴むことができたように思います。

まとめ

以上のような半年に渡る長期間の言語研修と他技術研修を経て、これからの業務で任された仕事に困り果ててしまうようなことは恐らくなくなった…と思います。
しかし、必ず必要になってくるであろう、自身の考えを上手く言葉にして相違のないように伝える力はまだまだ未熟です。
これは進捗の報告からお客様への説明まで、様々な場面で要求される社会人に欠かせない力の筈ですから、業務を通して着実に身に着け、自信をもって伝えられるように精進したいと思います。