新入社員のIです。

4月

研修内容
・マナー研修
・C++言語学習


 4月の入社し始めの時の私はプログラミングはおろか、社会人としても半人前で至らない点が多々ありました。特に、思ったことや考えたことを分かりやすく相手に伝える能力が足りていませんでした。
 4月の後半になりC++言語の学習を行いましたが、その時は学習して分からない部分についても上手く説明ができずに質問すらおぼつきませんでした。学習内容としては言語の基礎的な部分の学習で、学生時代にあまり理解ができていなかった部分をしっかりと理解できるようになり僅かながら成長を感じることができました。

5月

研修内容
・C++言語学習

 5月は個人的にプログラミング知識の要となる部分を学習した時期でした。クラスやコンストラクタ、継承や多重定義といった今後のオブジェクト指向開発やVC++にも繋がる大切な部分を時間をかけてちゃんと学習が行えた月だと感じました。

6月

研修内容
・オブジェクト指向開発学習
・de:codeでの講習

 6月はオブジェクト指向開発の学習が始まり、コーディングよりもプログラム全体を考える時間が多い期間でした。オブジェクト指向開発は概要としては学生時代から知っていましたが、こうして実際に詳しい知識として自身に取り込もうとすると、多くの時間がかかってしまうことが分かりました。
 また、この月はde:codeという講習動画を視聴する期間があり、そこではこれからの社会とそれに対する情報技術のあり方について語られていました。その講習で今後のシステムについて学習することができました。特に興味を引いたのがローコード開発で、プログラミング経験の浅い人物(市民開発者)でもロジックと操作を理解できれば開発が行えるというものです。このローコード開発はまさしく、このde:code内でも語られていたこれからの情報技術のあり方の一つであると思いました。
 この時期から日報の書き方を変えて、日報の進捗と問題・改善点で今日の事を自分の目線で振り返り、問題の解決案も考えるようになりました。

7月

研修内容
・C++での名簿アプリの作成
・VC++言語学習

 7月からはC++での名簿アプリの作成を開始しました。初めてのオブジェクト指向を意識した開発であったためか、自分で立てた計画通りに開発は行えませんでした。
 下旬からはVC++の学習が始まり、新しくフォームとコントロールについて理解することができました。ここで更に日報の書き方を変えて、昨日までに起きて今も継続していることと、今日起きたことに分けて書くようにしました。これによってさらに前回までの進捗状況、発見された問題点がどの様に解決されたのかが分かりやすくなって振り返りがより有意義になりました。また、振り返ることで自分はどの程度の作業ができるのかが把握しやすくなり、軽微な作業であればスケジュールを立てれるようになりました。
 この頃では自分の考えを整理し、相手にも理解できるような説明の仕方ができるようになってきました。

8月

研修内容
・VC++での名簿アプリの作成
・データベース学習

 8月はVC++での名簿アプリの作成とデータベースの学習を行いました。VC++での開発はコントロールといった今まであまり触れてこなかったものを扱いましたが、C++やVC++と比べて自分なりのスケジュールを立てて開発が行えたと感じられました。他にも開発中に問題が起きても原因を特定することが早くなり、解決策もより具体的に立てられるようになりました。
 データベースの学習については5日間の学習でありましたが参考資料をしっかりと読み切って学習を完了することができました。これは今までの言語学習で効率よく学ぶことを覚えたため、最後まで期間内に学習ができたと考えられます。
 他にもこの月には懇親会があり、幹事として他人と意見交換しながら作業を行うという経験ができました。

9月

研修内容
・C#言語学習
・Web研修

 9月からはC#での名簿アプリの作成とWeb研修を行いました。C#とWebアプリの開発は両方とも参考書がなく、Webで書き方を学習しましたが、両方とも動作するものを作成できました。C#は今までC++やVC++の書き方と似ている部分が多々あったので、C++やVC++よりもスケジュールを立てやすく、早い段階である程度の動作を行える制作物を作ることができました。
 Web研修はHTMLとCSS、Bootstrapを用いたUIの実装を担当しましたが、ajaxについても学習し、非同期通信やWebアプリの構成についても理解を深めることができました。Bootstrapの学習では分かりやすいUIについても考えることができ、コントロールを色々な形式に変更したり、フォームの表示を変えることができるようになりました。

総括

 総括して、この研修期間は私にとってプログラミングの知識を深めることはもちろん、前回や今日の業務を見て自己を振り返り、今後の計画を立てるということ、自分の考えをまとめて相手に分かりやすく説明をするという能力を大きく成長させる期間でした。特に日報は4月と比べて、その日はどのような業務をこなし、どのような問題をどのような方法で、どれくらいの時間をかけて解決したかという点で分かりやすくなっているという成長ができました。
 自分がどれくらいの業務をどれくらいの時間をかけてこなせるかというスケジュールを立てる能力はこの先においても必須なので、これからの業務でも振り返りを行い、経験を積んで更にスケジュールを明確に立てられるようにしたいです。